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サバイバルゲームは、専用のフィールドにて、敵と味方に分かれて戦いをするゲームとなります。「たかがゲーム」と思う方もいるかもしれませんが、実際にエアガンを構えて、緊迫感あふれるフィールド内で活躍することに、夢中になる方も少なくありません。
さて、そんなサバイバルゲームの世界をより深く楽しむために欠かせないのが、仲間とのコミュニケーションです。遠く離れた相手とでも手軽に交信できるアイテムとして、無線機も人気を集めています。
無線機を事前に用意しておけば、より一層ゲームの世界に入り込めるはずです。サバゲーに向いているのは、どのようなタイプなのでしょうか。
サバイバルゲームは、男女問わず、さまざまな世代の人々を夢中にさせています。「サバゲー=単純な撃ち合いゲーム」と捉える方もいるかもしれませんが、実際にはそういうわけではありません。相手の陣地にまでしっかりと踏み込み、ルールにのっとった形で勝利を収める必要があるのです。
そのために欠かせないのが、チーム内での連携です。自分一人で攻めていっても、敵チームの守備を崩すことは難しいでしょう。味方と共に攻撃を仕掛けたり、奇襲を行ったり、仲間を援護したり自分を援護してもらったりと、チーム内で息を合わせることが、勝利へのカギとなるのです。
この「仲間内でのコミュニケーション」こそが、サバイバルゲームの醍醐味ではあるのですが、無線機が一般的になるまでは、「どうやって周囲の仲間たちとコミュニケーションをとるのか」という点がネックになっていました。ハンドサインなどを使う方法もあるのですが、やはり情報伝達の側面から見ると、精度が落ちてしまいます。
近年では、無線機が非常に手軽に購入できるようになっています。これらの通信機器の登場により、サバイバルゲームを楽しむ人口が急激に増加したと言っても良いでしょう。より高度な情報伝達が可能になったことで、サバゲーの魅力はより一層深いものになったというわけですね。
サバイバルゲームの人気が高まるにつれて、サバゲー専用のフィールドの数も増えてきています。これらの施設の中には、サバゲー用の無線機をレンタルしてくれるところもあります。
とはいえ、初めてのフィールドで初めての無線機を使い、スムーズに動けるかどうかは疑問も残るところです。同じレンタルにしても、事前に自分で手配しておけば、自宅で落ち着いて使い方をマスターすることもできるはずです。また購入する場合は、使えば使うほど1回あたりのコストは低下していきます。レンタルにしても購入にしても、事前に準備しておくのがおすすめです。
サバイバルゲームの世界で欠かせないアイテムとなっているのが、インカムやトランシーバーです。サバゲー解説サイトなどをチェックしてみると、「ヘッドセット」というキーワードを見つける方も多いことでしょう。初心者にとっては、「いったい何がどんなアイテムなのか」と悩んでしまいがちです。
まず頭に入れておきたいのが、インカムとトランシーバーの違いについてです。どちらも無線を使って、遠く離れた人とでも交信できるアイテムですが、両者の違いは「その名称が使われる状況」にあります。インカムという名称が使われるのは、主に飲食店、美容室、アパレルなどの店舗やクリニックにおいてです。インカムは、相互通信や内線通話を意味する「intercommunication」という単語の略称となっており、このため、室内で使われるトランシーバーを指して、インカムという言葉を使うケースが多いようです。
トランシーバーは基本的に、小型の携帯電話のようなフォルムをしていて、そこに口や耳を当てて使う機会となります。インカムのスタイルも基本的には変わりません。ただしインカムには、もともとヘッドセットがついている商品もあり、サバイバルゲームを手軽にスタートしたい方にも人気を集めています。
ヘッドセットとは、コールセンターのオペレーターが頭に装着している機械を思い浮かべてもらえば良いでしょう。ヘッドセットを使うことで、無線機を耳元口元まで運ばなくても、手軽に情報共有が可能となります。またサバイバルゲームの特徴から考えると、「いざという場面で両手がすぐに使えること」は、戦略上、非常に重要なポイントとなります。ヘッドセットがあれば、無線機の操作に気を取られることはありませんし、いつでも自分の好きなタイミングで、仲間との情報交換を行えるでしょう。
とはいえ、トランシーバーでもインカムでも、ヘッドセットは後から購入しプラスすることも可能です。自分自身で好みのヘッドセットを用意してつなげば、ハンズフリーで交信可能な環境を作り出すことができます。使用感にもこだわって、サバゲーにピッタリのヘッドセットを選ぶことができるでしょう。
トランシーバーを使う場合もインカムを使う場合も、自分の声を周囲に届けたいときには、ボタンを押しながら話すだけでOKです。仲間からの情報は、イヤホンを通じて絶えず耳に流れてきます。携帯電話のように、通信時に電波の強さを気にする必要もありませんし、交信ごとに費用がかかることもないのです。
またサバイバルゲームは、屋外の過酷な環境下で行われるケースも多いもの。インカムでもトランシーバーでも、こうした環境下での使用を想定して作られた製品も少なくありません。多少雑に扱ったとしても、壊れにくいというメリットがあります。
インカムとトランシーバーは、もとは同じものであり、共通のメリットも多くあります。より本格的なサバゲーに参加する際には、ぜひ用意しておきたいアイテムだと言えます。
ここからは、実際にサバイバルゲームで使うのにおすすめしたい製品を2つ紹介します。「無線機の種類がありすぎて、よくわからない!」というときには、ぜひ参考にしてみてください。
こちらはアイコム製の特定小電力トランシーバーで、実際にサバイバルゲーム愛好家にも愛用されている製品です。回転式のアンテナを採用していて、電波をしっかりとキャッチしたいときに活躍してくれるのはもちろんのこと、狭い範囲で楽しむ場合にはコンパクトにまとめることも可能となっています。
乾電池3本で手軽に動かすことができますし、サイズも小さく、扱いやすい機種だと言えます。
IP54の防塵・防浸性能を誇る、JVCケンウッド製のインカムです。JVCケンウッド製のインカムは音質がクリアなことで知られており、こちらの製品も例外ではありません。連続100時間使用可能なので、サバイバルゲームも思う存分楽しめることでしょう。
前モデルとなるUBZ-LM20など、UBZ-Lシリーズにて使っていたイヤホンマイクやスピーカーマイクは、こちらの製品にもそのまま流用可能です。38グループまでグループ設定が可能であり、また残りのバッテリー量は液晶画面にわかりやすく表示されます。サバイバルゲームにもピッタリな機能が多数搭載されています。
サバイバルゲームをより楽しむためには、無線機は欠かせない装備となっています。とはいえ、普段の生活の中で「自分のために無線機を選ぶ」というシチュエーションは、それほど多くはありません。失敗しないためには、どんな無線機を選べば良いのか、悩むのも当然のことだと言えるでしょう。
このような場合におすすめなのが、いきなり購入するのではなく、まずはレンタルで気になる機種を試してみるという方法です。レンタルした無線機を実際にサバイバルゲームで使ってみることで、「ここがもっと○○だったら……」というポイントも見えやすくなるでしょう。
レンタルで理想の機種に出会えたら、購入に踏み切ってみてはいかがでしょうか。