警備業における無線機の役割とは?活用シーンとおすすめ機種2つ

目次

  1. 1. 警備業に無線機をおすすめする理由
    1. 1-1. 携帯やスマートフォンでは駄目なのか
  2. 2. 警備業における無線機の活用シチュエーション
    1. 2-1. 1号警備
    2. 2-2. 2号警備
    3. 2-3. 3号警備
    4. 2-4. 4号警備
  3. 3. 警備業におすすめの機種
    1. 3-1. モトローラ(MOTOROLA)  【MiT7000】
    2. 3-2. アルインコ(ALINCO)  【DJ-CH201】
  4. 4. 警備業に欠かせない無線機は、用途に合わせて選ぶことが重要

警備業務において、必須アイテムとも言えるのが無線機やIP無線機です。無線機がなければ仕事ができない!と語る方も多いことでしょう。
警備業にピッタリの無線機を選ぶためには、「なぜ警備の仕事をする上で無線機が必要となるのか?」という点について、きちんと理解しておく必要があります。警備業における無線機の役割と、活用シチュエーション、さらにオススメ機種を紹介します。

警備業に必要な無線機選びで悩んだときには、ぜひ参考にしてみてください。

警備業に無線機をおすすめする理由

警備業に無線機がおすすめする理由

警備の仕事をスムーズにこなしていくためには、無線機を活用するのがオススメだと言われています。ここには、警備業ならではの以下のような事情が関連しています。

  • 複数人がチームで連携プレーをすること
  • 広範囲にわたって仕事をすること
  • 異常やトラブルなど、瞬時に情報共有することで、対処法が変わってくること

警備の現場においては、「一人だけ」で仕事を行うケースは決して多くはありません。「入り口に警備員を一人のみ配置」というパターンもありますが、この場合でも、警備室にはその他のスタッフが待機しています。
またイベントやコンサートホールなどで警備を担当する場合には、「会場全体」に目を配る必要があります。広範囲に多くの警備員が散らばって、一つの任務にあたることになるのです。

もしもこのとき、スタッフそれぞれが連絡手段を持たず、好き勝手に仕事をこなすとしたら、全体の警備環境は非常に甘いものになってしまうでしょう。ある一点のみに警備員が集中し、警備上の穴が生まれてしまう可能性も高いです。
こうした事態を避けるために必要なのが、「こまめな情報のやりとりを可能にする、通信手段」というわけです。

イベント会場の一か所で何らかのトラブルが起きたときでも、無線機を持っていれば、人員に余裕のある場所に対して応援を要請することができるでしょう。また情報を共有することが、ゲストの誘導に役立つ可能性も高いです。
このような側面から、警備業において無線機は必須アイテムの一つだと言われています。

携帯やスマートフォンでは駄目なのか

私たちの生活に身近な通信機器といえば、携帯電話やスマートフォンが挙げられます。使用しない人の割合はかなり低下していますから、「わざわざ無線機を用意しなくても、携帯やスマホで充分に対応できるのでは?」と思う方もいるのかもしれませんね。
しかし携帯やスマホでは、いちいち相手の連絡先を表示し、相手を呼び出し、用件を伝えなくてはならないという、余計な手間が発生してしまいます。もちろん通話料もかかりますし、電池切れの可能性もあります。また携帯やスマホは、基本的に「1対1」でのコミュニケーションを想定して作られた機器です。一つの情報を全員に回したいときには、非常に大きな手間が発生してしまうでしょう。

その点無線機であれば、ボタンを一つ押すだけで、相手のもとに情報を届けられます。また一斉通信も可能なので、自分が得た情報を瞬時にスタッフ全体で共有することも可能となります。
近年では、堅牢性や防水性に優れた製品も多数登場しており、「雨天の屋外」など、過酷な環境下においても使いやすくなってきています。またIP無線機を使えば、遠く離れた本部との連絡手段としても活用できます。

警備業における無線機の活用シチュエーション

警備業における無線機の活用シチュエーション

警備の仕事は、大きく4つの種類に分類することができます。それぞれの警備内容と共に、無線機の活用シーンについて具体的に紹介していきます。ぜひイメージを膨らませてみてください。

1号警備

1号警備は、一般の人が「ガードマン」という言葉でイメージする警備業務を担当しています。ビルやテーマパークなど、担当する場所の安全を確保することが、業務の内容となっています。
テーマパークの入り口のガードマンが不審者を発見したとき、状況によってはその場ですぐに取り押さえることができない可能性もあります。また「入り口のガード」という重要な役割を担っているので、すぐにその人物を追いかけるのも難しいでしょう。

このような場合でも無線機を使えば、ほかの警備スタッフと連携をとることが可能となります。チーム全体で対応することができるので、トラブルを未然に防げる可能性も高くなります。

2号警備

こちらは、車の流れや人の流れを適切に誘導する警備業務を指しています。たとえばコンサートホールの警備スタッフや、工事現場における誘導係などが、こちらに当てはまります。

工事現場においては、ほかのスタッフと旗や手を使ってコミュニケーションをとるケースも少なくありませんが、無線機を使うことで、意思の疎通が容易に行えるようになるでしょう。周辺環境によっては、お互いの姿が確認しづらいこともありますが、無線機があれば心配は要りません。

3号警備

現金や貴金属など、貴重品を積んだ車を警備するのが3号警備です。移動の際には盗難リスクが付き物だからこそ、専用の警備員を配置して、荷物を守る必要があります。

「移動中の車の警備」「車から出し入れする際の警備」など、絶えず周辺に目を光らせる必要がある業務で、もちろんチームで警備に当たります。それぞれが別の個所をチェックしていても、無線機があれば、常にお互いの情報を共有できます。

4号警備

4号警備は、いわゆる要人警護と呼ばれる仕事です。要人の近くに配置され、危険がないよう、しっかりとガードする仕事となります。

こちらもチームで警備にあたることになり、情報共有が必須となります。また「ボディガードであることを気付かれてはいけない」という状況においては、無線機の取り扱いにも注意が必要となります。小型で目立たない製品を選ぶことで、警備をスムーズに進めていけます。

警備業におすすめの機種

警備業におすすめの機種

警備業におすすめの機種は、以下の2つです。

モトローラ(MOTOROLA)  【MiT7000】

デジタル簡易無線免許局の無線機で、電波の飛びが良く、さらに混信にも強いという特徴があります。出力は5ワットで、市街地であれば1キロ程度の範囲内で情報のやり取りが可能となっています。

堅牢性が高く、相手の声がクリアに届きやすい点も、警備業にはぴったりのポイントだと言えるでしょう。登山などでも人気の機種です。

アルインコ(ALINCO)  【DJ-CH201】

1号、2号の警備業務であれば、近場にて情報をやり取りできる特定小電力トランシーバーがおすすめです。こちらは10ミリワットの低出力で使える製品で、免許不要で手軽に扱えます。
市街地においては300メートル程度の範囲内で情報のやり取りを行うことができます。専用リチウムイオンバッテリーパック使用で最大約34時間運用できるので、長時間使用にもおすすめです。

警備業におすすめの機種を選んだら、気になるのが「購入」と「レンタル」のどちらの方がお得なのか?」という点です。
道路工事やコンサートイベントなど、使用する期間が限定的であれば、レンタルの方がお得になります。一方で、テーマパークやビルの警備など、継続使用が前提であれば、購入した方が良いでしょう。

ただし無線機の世界も、どんどん新機種が投入され、進歩していることは間違いありません。レンタルであれば、新機種が発売されたあとの乗り換えも比較的容易にできますから、そのあたりの金銭的事情についても、事前に検討してみてください。

警備業に欠かせない無線機は、用途に合わせて選ぶことが重要

警備の仕事は、その場所を訪れる人、警備される人にとって、非常に重要な意味を持つ仕事となっています。一人きりで行う仕事ではなく、チーム全体で協力し、一つの目的を達成する業務内容となっていますから、手軽に情報のやり取りができる無線機は、必須アイテムの一つと言って良いでしょう。

警備業務にもさまざまな種類があり、大切なのは、状況に合わせて適切な性能を持った無線機を選ぶということです。通信距離はもちろんのこと、輸送車や要人の警護を行うときには、「どの程度混信に強いのか」という点も、非常に重要なポイントとなります。

どの機種を選べば良いのかわからない!と悩んだときには、信頼できるお店のスタッフに相談してみると良いでしょう。用途に合った製品を選びやすくなるはずです。株式会社エクセリが運営する無線機販売&レンタルサイトにおいては、サポート体制も充実しています。活用してみると良いでしょう。

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