無線機の活用事例……工場の業務の場合

目次

  1. 1. 工場での業務に無線機がおすすめする理由
    1. 1-1. 情報をやり取りするために、移動する必要がない
    2. 1-2. 一斉送信で瞬時に情報共有が可能
    3. 1-3. 事務所からのモニターにも便利
  2. 2. 工場での業務における無線機の活用シーン
    1. 2-1. ライントラブルに関する情報を、工場全体が瞬時に把握
    2. 2-2. 自動車整備工場での、細かな情報共有が顧客満足度向上のカギに
  3. 3. 工場での業務におすすめの機種
    1. 3-1. モトローラ(MOTOROLA)【MiT7000】
    2. 3-2. スタンダード(STANDARD)【FTH-307】
  4. 4. 工場での情報共有をサポートしてくれる無線機を導入しよう

無線機は、さまざまな仕事の現場において活躍してくれる便利な機器です。特に、現場において円滑なコミュニケーションを求められるシチュエーションでは、無線機があることで業務効率をアップすることもできるでしょう。

今回は、無線機の活用をおすすめしたい現場として、「工場」を紹介します。工場で無線機を活用すると便利な理由、具体的な活用シーン、そして工場で使う場合のおすすめ購入&レンタル機種をチェックしてみましょう。

工場での業務に無線機がおすすめする理由

工場での業務に無線機がおすすめする理由

工場では、多くの人がそれぞれの部署で仕事を行っています。工場内は非常に広く、また部署によって入り組んだり、迷路のようになっていたりするケースも少なくありません。仕事をし慣れている人にとっては、「そういうもの」として慣れているのかもしれませんが、いざ情報のやりとりをしようとすると、困る場面も多いことでしょう。

工場でどのような仕事を行っているのかは、会社によって大きく異なってきます。「何かを作る」こともあれば、「製品を管理する」ということもあるかもしれません。とはいえ、どのような業態にとっても、重要なのは「各セクションの担当者同士が連絡を密にとって、足並みをそろえて作業を進めていく」ということです。

ある部署だけの作業がどんどん進められても、工場全体としての作業が進んでいくとは限りません。どこかで遅延が生じれば、そこで全体の流れがストップしてしまうことも考えられます。その部署が抱えている問題を、他部署とも連携しながら共有することで、解決につなげていけることでしょう。工場全体の作業効率も高まるはずです。

また工場で無線機を使うことには、以下のようなメリットが期待できます。

情報をやり取りするために、移動する必要がない

工場における連絡手段として、「事務所の電話」を活用するケースがあります。この場合、すでに設置してある事務所電話の内線機能を使ってやりとりするだけですから、「余計なコストが生じない」という特徴があります。一方で、何か伝えたいことができたときには、いちいち事務所まで移動しなければならないというデメリットがあります。

各部署の代表者が無線機を所有していれば、現場を離れず、瞬時に情報のやり取りを行うことができます。時間の節約につながるでしょう。

一斉送信で瞬時に情報共有が可能

工場内でやりとりされる情報の中には、「1対1」ではなく、全体で共有した方が良いものも少なくありません。それぞれが所有する携帯電話ではなく、無線機を用意することで、一人から全体への情報発信が可能となります。

全員で情報を共有するために、何度も通信を繰り返す必要がなく、また「伝え漏れ」を防ぐことにもつながります。

事務所からのモニターにも便利

工場によっては、ラインを稼働し、責任者が事務所からその様子をモニタリングすることもあります。このような場合にも、無線機の使用が便利です。モニターをチェックし、気になる点があれば無線機を使って指摘できます。

また全体をチェックし、より効率よく稼働させられるよう、調整することも可能となります。

工場での業務における無線機の活用シーン

工場での業務における無線機の活用シーン

では具体的に、工場での業務において、無線機を活用できるシーンとしては、どのようなものが考えられるのでしょうか。具体的に、2つの場面を紹介します。

ライントラブルに関する情報を、工場全体が瞬時に把握

工場内で動いているライン。スムーズに業務が進むこともあれば、何らかのトラブルにより、ラインが止まってしまうことも考えられます。この場合に重要なのは、関連部署に速やかに連絡をとり、適切に対処をするということです。

ラインが止まってしまった際に、無線機を使って情報を発信することで、複数の課で瞬時に状況を把握できます。ライン復旧のために適切な処置を行う課がある一方で、ライン停止による影響を最小限に留めるため、さまざまな調整を行う課も存在しています。

またラインが止まったことで空いてしまった手を、ほかの部署で活用することもできます。無線機を活用することで、経済的な損失を最小限にできます。

自動車整備工場での、細かな情報共有が顧客満足度向上のカギに

自動車整備工場では、お客様の車をあずかって、必要な整備を行うことになります。できるだけ素早く作業を完了させることが、顧客満足度を高めるためのコツだと言えるでしょう。

自動車整備工場で作業をするスタッフ同士が無線機を持ち、作業の連携をはかることで、作業時間の短縮につながります。

また作業スタッフだけではなく、事務スタッフも無線機を保有して、整備の状況を絶えずチェックできる環境を整えることで、お客様へのご案内をスムーズに行うことができます。

「整備完了」のタイミングが近づいてきたら、事前にお客様へとお伝えし、お会計や移動をお願いすることで、時間の無駄を防ぐことにつながります。また事務スタッフから現場に向けて「お客様の準備が終わった」ことを伝えれば、現場スタッフもそれに合わせて行動することができます。

無線機での詳細な情報のやりとりがきめ細やかな対応力につながり、顧客満足度を高めるための秘訣となります。

工場での業務におすすめの機種

工場での業務におすすめの機種

工場での業務に無線機を使う場合には、用途に合わせた機種を選択することで、使い勝手が良くなります。想定した使い方ができるよう、ピッタリの無線機を選択しましょう。具体的なおすすめ機種は、以下の2つです。

モトローラ(MOTOROLA)【MiT7000】

無線機の世界で人気の高い、モトローラの製品です。デジタル簡易無線の機種となるので、会社での免許申請が必要となります。高出力をうたう機種の中でも、特に電波の飛びが良い機種として知られていて、建物内であっても1階から20階以上まで、快適に通信を行うことができます。広い工場内でも、安心して使用できることでしょう。

クリアな音質でストレスなく情報のやり取りを行うことができますし、ノイズキャンセリング機能で、工場内の雑音も軽減してくれます。

無線機そのものは薄型で、さらに小型軽量化タイプなので、長時間身につけていても負担になりにくいです。

スタンダード(STANDARD)【FTH-307】

こちらはスタンダード製の特定小電力トランシーバーに該当する機種です。先ほど紹介したデジタル簡易無線と比較すると、通信距離は控えめになるものの、免許不要で使用することができるので、非常に手軽に扱えるタイプだと言えるでしょう。

工場内で無線機を使用する範囲がある程度限られている場合や、情報のやり取りはごく簡単に行うだけであれば、こちらの機種でも十分に活用できます。

電波の飛びは市街地300m程度ですが、工場内では屋内に入るため、もう少し距離が狭まってしまいます。導入後に「もう少し広い範囲で通信したい」と思ったときには、中継装置を使うことで電波の飛びを2倍にすることができます。

こちらも重さ・サイズ共に軽量・小型化タイプなので、長時間使用にも適しています。電池を含めても約105グラムなので、女性が扱うにもピッタリな機種だと言えるでしょう。

工場での情報共有をサポートしてくれる無線機を導入しよう

広い工場内で別々に仕事をするような場合、こまめに情報共有を行うことが、業務効率や顧客満足度をアップさせるためのコツとなります。無線機があれば、進捗状況を確認したり、万が一トラブルなどの場合は、状況を把握したり、復旧までに必要な時間を共有したりできるなどさまざまな活用できて便利です。

面積が広く、また多くの人が同時に働いている工場においては、お互いの仕事内容が見えづらくなってしまうというデメリットがあります。こうした問題を解消してくれるアイテムが無線機であり、こまめに情報を共有することができます。

工場の環境や想定される使用のシチュエーションによっては、一般的な無線機よりもIP無線機を選択した方が、メリットが大きくなることも考えられます。工場内で無線機の活用を考え始めたら、ぜひピッタリの機種を選択してみてください。レンタルや購入について、信頼できる業者の専門スタッフに相談してみるのも、オススメの方法です。

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