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近年は、無線機の活躍範囲も非常に広くなっています。手軽に相手とコミュニケーションがとれる無線機は、使い勝手も抜群です。特にオススメしたいのが、「建設現場」における無線機の理想です。
建設現場になぜ無線機がおすすめなのか、また具体的な活用シチュエーションや導入を検討したいおすすめ機種について、詳しく解説していきます。
「建設現場での連絡手段を探している」「無線機導入を検討しているものの、どれを選べば良いのかわからない」など、困っているときにはぜひ参考にしてみてください。
建設現場に無線機をおすすめする理由は、以下の5つです。
それぞれを詳しく解説していきます。
現場作業員の状況を瞬時に把握できる建設現場では、多種多様な作業員がそれぞれの持ち場で仕事をしています。それぞれのタイミングがずれたり、お互いの作業内容を知らなかったりすることが、思わぬ事故につながってしまう可能性もあるのです。
建築現場における事故を無くすためには、作業員それぞれがどこで何をしているのか、常に把握できる環境を整えることが重要です。作業の邪魔をしないためには、できるだけスムーズな形でそれを行うことが大切だと言えるでしょう。
このようなシチュエーションで活躍してくれるのが、無線機です。ボタン一つで相手と通話ができる無線機であれば、小さな情報でも作業員全員が共有しながら仕事を進めていくことができます。
一斉送信で管理業務の負担軽減建築現場において、現場スタッフを統括し管理することは非常に重要なことです。それぞれの作業の進捗状況をチェックした上で、全体の工程のバランスを取っていく必要があります。
無線機の一斉連絡機能を使えば、異なる部署の相手に対してでも一斉に情報を伝達できます。時間や手間を大きく軽減できますから、負担も少なくなるでしょう。
騒音がある現場においても、相手の指示がはっきりと聞こえる建築現場は、さまざまな音であふれています。残念ながら、音声によるコミュニケーションは伝わりにくいのが現実なのです。
無線機を使えば、話したい相手の声を耳元でキャッチすることができます。クリアな音質で指示がとおりやすいので、ミス削減にもつながるはずです。
防塵・防水機能に優れた製品がある建設現場では、塵や水が機械に悪影響を与えてしまう可能性もあります。耐久性に優れた製品を使うことも、作業を円滑に進めるためのポイントだと言えるでしょう。
過酷な環境下で使うことを想定した無線機であれば、防塵・防水機能にこだわった製品も数多く揃っています。必要な性能を持つ機種を、納得して選ぶことができます。
ハンズフリーで通話できる製品がある建設現場においては、両手がふさがっていてもコミュニケーションを取れる手段を用意することが大切です。たとえば重機を動かしていたり、手が離せない作業を行っていたりする場合に、無線機に出ることができないと非常に困ってしまいます。
無線機の中には、こうした需要を見越して、ハンズフリーで通話できる機能が備わった製品も多くあります。こうした機種が選べることも、建設現場に無線機をおすすめする理由となります。
では次に、建設現場における、具体的な無線機の活用シーンを紹介します。
作業員の安全確保のために、以前はそれぞれの携帯電話を使って居場所・作業内容の確認を行っていました。
しかし携帯電話では、充電切れや圏外など、さまざまなトラブルが発生。また連絡をとる際に、「個人の連絡先をいちいち探さなくてはいけない」という手間が負担になっていました。
IP無線機を採用したところ、ボタン一つで相手とコミュニケーションがとれる他、水や塵にも強く、故障の心配も減少しました。作業効率もアップしています。
建物の解体など、騒音を伴う現場において、スタッフ同士がどう情報を伝達し合うのかが問題でした。
無線機を導入し、手軽にやり取りができる環境を整えたことで、「距離が離れている相手と連絡をとりたいとき」はもちろんのこと、「近くにいても周囲の騒音が気になるとき」にも、無線機を使ってやり取りをしています。
もちろんその場にいない人とも瞬時に情報を共有できるので、一石二鳥のメリットがあります。
では次に、建築現場で使う無線機としておすすめの機種を2つ紹介していきます。気になる金額の違いについても、ぜひチェックしてみてください。
DJ-DPS70/アルインコ(ALINCO)非常に小型で、作業中にも邪魔になりにくいにも関わらず、水や埃にも強いので、建築現場にもぴったりの機種です。アルインコ製のデジタル簡易無線登録局ですが、他社のデジタル簡易無線登録局とも通信が可能。より多くの人と連絡を取り合うことができるでしょう。
また5Wという高出力なので、広い現場や、高層ビルなどの複数階にわたって作業を行う場合にも問題なく通信できます。建築現場で無線機を扱う際に、デメリットの一つと言われるのが「バッテリー」ですが、こちらの製品であれば、バッテリー容量を自分で選択可能です。
無線機メーカーとしてその名前を広く知られる、モトローラ社製の製品です。電波の飛びが非常によく、また混信に強いという特徴から、建築現場においても人気の機種となっています。
優れた防塵・防水性能を持っているのはもちろんのこと、デザイン性の高さや本体の薄さ、そしてクリアな音質で人気を集めています。重さ240グラムと超軽量なので、女性の現場作業員でも楽に扱えます。液晶部分には傷がつきにくいゴリラガラスを採用していることからも、建設現場剥きだと言えるでしょう。
建設現場における無線機導入を検討し始めた場合、レンタルと購入の二つの方法から選択することになります。気になるのが「どちらを選択すると、金銭的に得なのか」という点ですが、利用条件や使用頻度など、さまざまな項目によって違ってくるというのが、実際のところです。
無線機を購入すれば、その後継続的に使用していけます。しかし登録申請や免許申請など、面倒な手続きを全て自分たちで行わなければいけませんし、1台当たりの購入費用は、決して安いものではありません。
一方でレンタルの場合は、面倒なことは全てレンタル業者にお任せできるというメリットはあるものの、使用頻度に応じて、その都度「レンタル料」がかかってきます。使用回数が多いのであれば、レンタルよりも購入した方が、得になりやすいと言えるでしょう。 無線機を導入する際には、「どの機種を選べば満足できるのか」や「本当に使い勝手が良いのか」といった点で不安を抱える方も多いものです。この状態で「購入」を選択すると、後で後悔することにもなりかねません。
レンタルプランもさまざまですから、まずは「お試し気分」でレンタル利用をしてみるのも良いでしょう。その上で、使用頻度が多くなりそうであれば、購入についても前向きに検討してみるのがおすすめです。
無線機は、建築現場においても幅広く活躍してくれます。情報共有ができないと、大きな事故やケガにつながりかねない現場だからこそ、便利な無線機を導入し、作業員が働く環境を守ることが大切です。
具体的にどのような機種を、どのぐらい導入すれば良いのか悩んだときには、ぜひご相談ください。建設現場にぴったりな機種をご案内いたします。便利な無線機を活用して、安心・安全な現場作りを始めてみませんか?