代表的な無線機の種類

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特定小電力無線機【近距離用、免許不要】

特定小電力トランシーバー(特定小電力無線機)は、主に近距離用で使われる弱い電波を使って音声通話するタイプの無線機です。

イベント会場や飲食店のスタッフが通信しているのを見かけたことがありませんか?そのような場所で使われているのはほとんどが特定小電力無線機です。

この無線機を使うときには、免許が要らないので、幅広いジャンルで使われています。しかし、電力の強さは最大10mWのため遠い距離や障害物が多いような場所では電波がさえぎられることもあります。また、利用者が多いため使いたいチャンネルがふさがっている可能性や混信も予想されるため、重要な情報を共有したり緊急性の高い場所ではあまり向かないかもしれません。

とはいえ、軽量タイプのトランシーバーも多く出回っていて購入費用やレンタル費用も安価なので、人気が高い無線機です。

デジタル簡易無線機【広域用、免許要】

デジタル簡易無線機は、高出力の無線機でクリアな音声で通話することができます。豊富なチャンネル数やユーザーコードと言われる通信を行うことができるため、混信の可能性が低いという特徴があります。さらに、秘話キーというものがあるため、第三者への情報漏えいの危険性もかなり少なくなります。

ただし、この有用性から、デジタル無線機には、免許局または登録局の申請が必要になります。ただし、登録局は簡単な手続きだけで済むため、従来免許取得が必要だった感度の高い無線機でも手軽に使えるようになりました。

免許局と登録局の違いは、免許局は業務用使用に限られていてチャンネル数が豊富。使う周波数帯は460MHzです。無線局と開局申請が必要です。
登録局はレジャーでの使用も可能で使用できるチャンネルは5つ。周波数帯は350MHzです。一般的に周波数が高いほど遠くまで電波が飛びます。登録局の場合は、免許申請が必要ですが開局申請は不要です。

デジタルMCA無線【超広域用、免許要】

遠距離用業務無線(MCA:マルチチャンネルアクセス)は、遠距離で使える無線システムです。たとえば地方自治体、消防、運送業やタクシー、バス、宅配業者など広いエリアで情報共有や連絡をするときに使う、専門的な業務利用で使われることが多い、電波が強いタイプの無線です。

MCAというのは、制御局を介して電波を中継する通信システムの名称です。制御局を山頂などに設置されることで広い範囲に電波が届くようになっています。中継器は20チャンネル持っていて、空いているチャンネルを自動的に接続してくれるため、混信することがなくいつもクリアな音声で通話することができます。遠距離で使うときにもっとも最適な機器構成となります。MCA無線も使用するときには必ず免許が必要となります。

無線機の新たな定番IP無線機【超広域用、免許不要】

最近は携帯電話の回線を使うため免許が不要で広範囲で通信できる「IP無線」が増えてきました。携帯電話網(3G・4G・LET)を利用し、これまでの無線機のように無線局の開局や申請、資格者を配置する必要がなく、用途の制限もありません。GPS機能があるIP無線機もあり、パソコンやスマートフォンと連動してリアルタイムに位置表示を用途に使うなど、利用方法が多彩になっています。

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