無線機が力を発揮するのは、やはり瞬時に情報共有できるということです。関係する人材に一斉通信することもできれば、チャンネルを特定して必要なスタッフだけに限定して重要情報を出すこともできます。
小型のトランシーバーから、インカムタイプのものまで、使用するシチュエーションに合わせていろいろな種類の業務用無線機があります。電波の強さによって、広範囲に連絡し合うこともできるため、イベントや工事現場、セミナーや大型の会議、コンベンション利用やスポーツやコンサートなどの屋外イベントなどで迅速に業務連携をすることを目的に多くの業種で利用されています。
つながっている安心感を常に提供し、コミュニケーションすることが可能になります。
電話と違って、通話料はかからないのが業務用無線を使うときの大きなメリット。連絡を目的とした携帯電話の業務利用になると後から通話料金が請求されますが、業務用無線機・トランシーバーを利用時には通話料金は0円です。
特に業務用無線機をレンタルするときは、事前にレンタルする台数が明確になっているので、発生する費用を計算しやすいというメリットがあります。使いたいときだけ、話したいだけに気軽に利用できます。
また、無線機を購入すると費用負担が大きくなりますが、レンタルで無線機を使う分の費用負担は最小限で済みます。通信費にかかるコストメリットが大きいのが、業務用無線のメリットの1つでもあります。だからビジネス利用に適しているのです。
近年、地震や水害などの自然災害が起こることが頻発し、もしものときの連絡に携帯電話を使っても回線がパンクしてなかなか連絡がとれないといったことがニュースになっているのはみなさんもご存じでしょう。
環境に合わせて無線機が整備されていれば、連絡が取れないということがないので、不測の事態にも対応することが可能になります。電話回線を使わないので、そもそも回線がパンクするということがないためです。災害に強いため、多くの自治体で無線が活用されています。確実に情報を共有することが必要なシーンでは、無線を使った業務連絡において一番信頼がおけるからです。
自治体によっては一斉放送のためのシステムが町民すべてに設置されているところもあります。このように、緊急時の連絡のほとんどは無線で行われています。実際に震災が起こった地域では、無線機の需要が伸びているそうです。
無線機は屋外で使用できるように設計され作られているため、携帯電話やスマホなどとは比べ物にならないほど優れた耐久性があります。
携帯電話やスマホは雨に濡れることで壊れてしまう可能性が高いと思います。
耐水性が悪く、画面に雨水が入ってしまうとそれだけで壊れてしまうし、落としてしたうと画面が割れて使えなくなってしまいます。
その点無線機は耐水性が高く、雨の中で使用しても壊れることがありません。
また、屋外で使用することを想定して設計されているため、落としてしまっても壊れ難い優れた耐久性があります。
総合すると、悪条件の場所でも何の問題もなく使用できるのが無線機を使用する大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
万能な無線機にも残念ながらデメリットが存在します。 無線機には種類があるのですが、免許なしで使用できるものは通信範囲が狭いものです。 携帯電話やスマホなら、日本全国だけでなく、海外にいる人にもで電話を掛けることが可能ですが、無線機は不可能です。 広域用の無線機を使用するとなると免許が必要になるし、通信したい相手が免許を持っているとも限りません。 レンタル無線機を利用する場合は、レンタルサービス会社が免許の申請を代行してくれる場合があるのですが、それでも免許が必要となると「面倒さ」を感じてしまうでしょう。 レンタル無線機を利用せず個人で無線機を購入し、免許を取得する場合は、初期費用や電波使用料が自己負担になるし、無線機が壊れてしまった場合は、実費で修理しなくてはなりません。