防爆(ぼうばく)無線機とは、火花が出ると火災の原因になる可能性があるような場所で、無線機が原因にならないように特別に設計された無線機のことです。可燃性ガスや液体の蒸気があるような特別な場所で使用するときに選びたい無線機です。
なお、「FM防爆」という言葉もありますが、これは米国の規格で日本国内の防爆認証とは違いますので注意してください。詳しくは各無線機メーカーへ問い合わせてください。
機種が多いので選ぶのは大変ですよね。無線機を使う目的や人数、使用する現場の状況、予算などを伝えると、レンタル業者や無線機の販売業者が最適なプランを提案してくれます。購入時には高価になりますし、レンタルしてから使えないとなると困るので、まずは前述の内容を伝えて、相談することをお勧めします。
実際の使用環境や操作に不安がある場合は、事前に無料で操作を確認できる無料セットの貸し出しをしている業者もあります。
パラグライダーなどのスカイスポーツで使う専用の無線機が発売されています。上空から陸上への連絡に適した合法の簡易無線機(1W)が利用できます。資格が必要なく簡易無線局の登録で使えます。
防水型でもあるので雨風対策にも心配ない、アウトドアタイプの無線機が各メーカーから出されているのでそちらをご利用ください。メーカーに相談する際にスカイスポーツで使いたい旨を相談すれば、適合した無線機を提案してもらえます。
ダイビング専用のトランシーバーが発売されています。水中で使える専用のトランシーバーで「Logosease」という商品です。レギュレーターをくわえたままで使え、3チャンネル、ハンズフリー、ボイスレコーダーなどの機能があります。会話するためのコツなどがあるので事前に練習しましょう。なお、普通の無線機は防水加工をしても使うことはできません。