デジタル簡易無線機を使用する場合の注意点

「業務中、一緒に働いている仲間といつでも気軽に連絡を取り合いたい」「イベント時のスタッフ同士の連絡手段を確保したい」といった際に、便利に使えるのがデジタル簡易無線機です。無線機としては比較的手軽に導入しやすいもので、あらゆる目的で活用することができます。
とはいえ、初めて無線機を扱う際には、「デジタル簡易無線とはいったいどのようなものなのか」と戸惑う方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、デジタル簡易無線について詳しく解説すると共に、知っておくと便利な機能について、また登録局と免許局の違いなど、無線を扱う上で頭に入れておきたい知識を紹介します。

デジタル簡易無線とは?

デジタル簡易無線とは?

まずはデジタル簡易無線とは、どのようなものかという点です。 無線機の世界で、手軽に扱えるものとしてもともと人気を集めていたのが、アナログ無線です。さまざまな通信手段が、アナログからデジタルへと切り替えられていく中、無線機についても例外ではありません。アナログ無線機が使えるのは2022年までとされており、そこから先は完全にデジタル簡易無線機へと切り替えられることが、すでに定められています。
無線機導入にも、やはりそれなりのコストがかかりますから、すでに終了が決まっているアナログ簡易無線を選択するのは、少し勇気が要ることです。このため、特に無線機を購入して導入しようとする場合、「アナログではなくデジタル」で検討される方も、非常に多くなってきています。

さて次は、「簡易無線とは何か?」という点についてですが、こちらは「業務用無線ではなく、簡易的に使用できる低出力の無線機」という意味になっています。「無線機といえば、法律の関係で使用するのが難しいのでは?」と感じる方も多いことと思いますが、簡易無線機の場合、出力が低いために電波法による縛りが緩く設定されています。
業務用無線機の場合、無線従事者を置くことが電波法で定められていますが、簡易無線機の場合その必要はありません。これにより、

  • ・イベントで短期間のみ無線機を使用したい
  • ・仲間内で連絡を取り合いたいが、面倒なことはできるだけ避けたい

このような要望を持っている方にとっても、非常に便利なアイテムとなっているのです。

デジタル簡易無線の機能

デジタル簡易無線の機能

では次は、デジタル簡易無線機の機能について解説していきます。先ほど「簡易無線機は業務用無線機よりも手軽に扱える一方で、低出力である」ということをお伝えしました。ここで気になるのが「運用する際には、やはり業務用無線機よりも安定性で劣るのでは?」というポイントについてです。
確かに簡易無線機は、業務用無線機と比較すると低出力で、混線の可能性も否定できません。しかし「低出力」とは言うものの、特定小電力無線機と比較すると、その出力は100倍近くとなっています。通信距離も1~10kmと非常に広くなっているため、さまざまな用途で使いやすくなっています。

さらにアナログ簡易無線からデジタル簡易無線へと移行することで、以下のような機能が強化されています。

  • ・気になるノイズの低下。クリアな音質の実現
  • ・混信の可能性の低下
  • ・第三者への情報漏えいのリスクの低減

アナログ簡易無線機を活用しているときには、「ノイズのせいで相手の声が聞きとりにくい」というようなケースもあったかもしれません。しかしデジタル簡易無線機へと進化したことで、よりはっきりと相手の声を聞き取れるようになってきています。
また、簡易無線機のリスクでもっとも懸念されていたのが「情報漏洩について」ですが、デジタルへと移行することで、こちらも扱いやすくなっています。混信の可能性が低くなったことで、安心して情報のやり取りをしやすくなっているのです。

無線機による情報のやり取りにメリットは感じているものの……実際のところ、情報が洩れるのは困るという場合でも、デジタル簡易無線機であれば、導入しやすいと言えるでしょう。

登録局と免許局の違いに注意

登録局と免許局の違いに注意

デジタル簡易無線機の導入について検討する際に、頭に入れておかなければならないのが「登録局」と「免許局」についてです。どちらも無線機を扱う上で、非常に身近なキーワードなのですが、「実際のところよくわかっていない」という方も多いのではないでしょうか。
もともと簡易無線には免許局があり、免許制度により運営されていました。平成20年に行われた制度改正の折に、新たに導入されたのが「登録局」です。こちらは、免許局よりもより手軽に無線を扱う方法として、多くの人に選ばれています。

登録局と免許局では、以下のような違いがあります。どちらにするべきか悩んだときには、両者の違いに注意しながら決定すると良いでしょう。

★周波数

まずは周波数についてです。免許局では、

  • アナログVHF:154.4500MHz~154.6100MHz、デジタルVHF:154.44375MHz~154.55625MHz
  • アナログUHF:465.0375MHz~465.1500MHz、468.5500MHz~468.8500MHz、デジタルUHF:467.0000MHz~467.4000MHz

であるのに対して登録局では、

  • デジタルUHF: 陸上用351.2000MHz~351.38125MHz、上空用351.2000MHz~351.38125MHz

となっています。
登録局の方が、周波数を制限されていることがわかります。

★免許

免許局の場合は、無線機一台ごとに免許の申請を行う必要があります。一方で登録局の場合は、免許不要で使用できます。登録申請書・開設届の提出が求められますが、免許申請よりも楽に行うことができます。

★使用用途

免許局の簡易無線機を使用する目的は、「業務用」に限られています。一方で登録局の場合、「業務用」以外に「レジャー目的」でも活用することができます。サバイバルゲームやツーリング中の連絡手段としても、便利に使えます。

★レンタル

無線機のレンタルを行う会社は数多くありますが、免許局の簡易無線機をレンタルすることはできません。レンタル用として使用できるのは、登録局の無線機のみです。購入ではなくレンタル利用を検討するのであれば、こちらについてもチェックしておきましょう。
これらの項目のほかにも、チャンネル数や電波利用料、申請印紙代などにおいて、免許局と登録局には違いがあります。免許局の手続きの方が面倒で厳しいルールが課せられている分、チャンネル数や周波数については充実していると言えるでしょう。

しかし電波が飛ぶ距離や無線機そのものの耐久年数、実質的な使い勝手については、「免許局であっても登録局であってもそれほど変わらない」という現実があります。無線機導入時には、どちらのメリットの方が大きくなりそうか、しっかりと検討して動くことが必要となります。

デジタル簡易無線機は、便利に使える通信機器

どのような方法で情報をやり取りするのかは、現代において非常に重要なポイントとなっています。「スマートフォンや携帯電話があれば十分」と考える方もいるかもしれませんが、無線機には、携帯やスマホにはないメリットもあります。 携帯が使えないような場面でも、無線機なら使用可能ということもありますし、ボタン一つで、多人数へと同時にメッセージを発信できる点も、無線機ならではの魅力だと言えます。

そんな利便性に惹かれて簡易無線機の導入を検討するのであれば、その特徴や機能についても、事前にしっかりと頭に入れておくのがオススメです。特に無線機は、電波法で細かなルールが定められているアイテムでもあります。「知らなかった」では済まないことも多いので、しっかりと勉強してみてください。
より手軽にデジタル簡易無線機を導入したい!と思ったときには、レンタルでの利用を検討してみるのもオススメです。このときの注意点は、信頼できる業者を選び、利用するということです。簡易無線機やIP無線機に関する知識がゼロの状態でも、安心して利用できるようしっかりとサポートしてもらえるでしょう。

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